11月度例会報告

ベンチャーコミュニティー 第217回例会 講演概要
■日時:2017年11月14日(火)18:30~20:30
■場 所:大阪産業創造館交流プラザ(17階)
■講 師:徳丸 博之(とくまる ひろゆき)氏 
     株式会社グリーティングワークス 代表取締役
■テーマ:「斜陽の印刷業を見事に再生! 元銀行員の事業戦略とは」
■プロフィール:1992年関西大学卒業
三和銀行(現三菱東京UFJ)に入行。主に融資業務・営業開拓を経験。
平日は銀行マン、週末は社会人野球の生活を8年間続け、主将も勤める。
2000年に退職。企業にあたり、まず不況の実家を再建し2003年に会社設立。
インターネットに活路を見出し、転勤や退職・年賀状など挨拶状を注文できる「挨拶状ドットコム」を立ち上げる。また写真をスマホでかざすと動画が動き出すAR付きのフォトブック「pimory(ピモリー)」など絆を深める事をテーマにした事業を立ち上げ、現在年間10万人以上が利用するサービスに成長している。
■講演内容
挨拶状ドットコム、ピモリー、カザッテ、カシャポ、四つの事業。
人のつながりをビジネスにしたい。
 ⇒ 社名をGREETING WORKS
日本郵便、サンリオ、産婦人科と提携。
年間100万人の出産の内、1万人のお子さんに産婦人科を通じてピモリーを
お届けしている。
社員としての価値観 = 絆を深めるサービスで世界を元気にする。

・家業に取り組んだ動機
   1999年に社会人野球が三和銀行で廃部になった。
   父親の顔を見て家業を継いで欲しいと感じた。
・どうやって経営を安定させた?
   銀行勤務時代に転勤を経験し、挨拶状の必要性を感じた。
   定期的に前職の同僚から受注。
・ネットにシフト
   多忙過ぎて1ヶ月入院。自分で営業しなくても売上は確保できた。
   そこからネットにシフトできると確信。
・ターニングポイント
   ニッチなマーケットで思い切って投資と人材採用に積極的に出てから。
・ピモリーのきっかけ
   そもそもアルバムというものに愛着があった。産婦人科との提携でそれが
   実現できる。
・挨拶状ドットコムのリピート率が高いのは?
   年賀状や挨拶状はそんなに頻度が高くない。でも長いスパンでリピートする。
   旅館の営業をヒントに。
・ライフステージに
   冠婚葬祭の場面に連携する。出産で実績を上げるとありがたい事に、
   結婚・葬祭とかからも問い合わせが来る。ただ、慎重に取り組んでいる。
                              (文責:加藤和夫)