3月度例会報告
ベンチャーコミュニティー第221回例会
◆開催日:2018年3月16日(金) 18:30 ~ 19:30
◆場所 :大阪産業創造館 17階
◆講師 :早石 直広 氏(はやいし なおひろ)
株式会社計数技研 代表取締役
◆テーマ:「これから始めるAIビジネス基礎知識」
■ 講演内容
AI=人工知能
人工知能とは機械を知的にする活動である。
=人工的に人間の知能を模倣するための概念及び技術である。
AIは最新技術のようであるが1950年代から研究が進められており、現代における
DEEP LEARNING(深層学習)やビッグデータを活用したAIの発展は
「第三次人工知能ブーム」とも呼ばれている。
活用例として、将棋や囲碁の人工知能がそれに相当し、現在においては人間を遥かに
超えるだけ基本ベースを持ち合わせる。
同様に過去の犯罪データから犯罪を予測したり、感覚との融合技術で職人技を伝承したり人間が言葉で表現できない部分を抽出できる。
例としてかなりの症例を積まないと上達しない腹腔鏡手術などがそれにあたり、訓練員の鉗子は透明、動画に動きを重ねると技術が伝わるという方法などでリアルにマスターできる、短期間で成果を上げることができるなどが顕著な実用例。
しかしながら、人間と同じような脳機能はまだ実現されていないことから、まず人間はより一層、ひらめきを鍛え、扱いにくいものが扱えるように、イマジネーションの発達がなにより重要だという言葉で、締めくくられたのが非常に印象的であった。(文責:和田 香代子)