19周年感謝祭 報告
ベンチャーコミュニティー19周年感謝祭 I AM SO HAPPY FOR YOU
講演タイトル「情愛is 最先端」~AIを超えたアグリビジネスモデル~
講演者 白ハト食品工業株式会社
兼業農家【FARMER】
会社経営デザイナー
代表取締役 永尾 俊一 氏
❏講演のポイント
・(事業紹介映像)
・【いも・たこ・なんきん】 こんな言葉を聞いたことがありますか?実はコレ、江戸時代の浮世草子作家、井原西鶴の一節。今も昔も変わらない、女の子の大好きなモノにこだわって、事業をおこなっているのが私たち白ハト食品工業です。さつまいも・かぼちゃを使ったお菓子のお店「らぽっぽ」や、たこ焼明石焼きのお店「道頓堀くくる」等を全国に110店舗、上海にも8店舗展開しています。
・私の実家は守口でアイスクリームを販売していました。小学校時代は実はモテモテだったのです。なぜか? その当時は野球をやっていたので練習を終わってからある友達がお前んちはアイスクリーム屋なら売れないアイスがあるやろ、といわれて、実際にあるのでそれからは練習後にはうちの家は野球少年のたまり場になりました。
ところがある日、女の子が電柱の物陰に立っていました。何だろうと思うと永尾君のおうちはスィートポテトがある聞いたけどホント?というので試食させるととっても美味しいと。実はそれ以外の女の子が一杯隠れて待っていました。その後、おうちは女の子のたまり場にもなったのです。そうするうちにある時、野球をしない男の子からお前の家には女子が一杯来ているらしいな、僕たちも交ぜてくれ、ということで更ににぎやかになりました。女子が野球少年以外を引っ張ってきたわけです。
・おいもを育てる農業【第1次産業】、商品をつくる製造【第2次産業】、自らの手でお客様にライブエンターテインメントで楽しみながら伝えていく【第3次産業】。私たちがおこなっているのは、それら全部を自分たちでおこなう、いってみれば【第6次産業】です。もちろんこれが私たちの目指す最終的なカタチ、というわけではありません。私たちがさらに目指していくのは、【12次産業化】!IT農業、観光、食育教育、交流、子育て、地域貢献等6つを加えていきたいと考えているのです。
・茨城県行方市、この町にオープンさせたのが「なめがたファーマーズヴィレッジ」。
やきいもミュージアムや農業体験施設、手づくり体験教室やレストラン、カフェなどが集まる、なんと「農」のテーマパーク!自然の中で土とふれあい、農業を体験し、食を楽しむことができます。また、「おいも株オーナー制度」は直営・協働契約農園のおいもの株を所有していただく制度。苗を自分の手で植え、収穫までを体験できます。ただ見るだけでも、食べるだけでもない、誰もがあっと驚く仕掛けで食に対する好奇心をどんどん広げていくことは、将来の日本の農業をステキにしてくれる、そう信じています。
そして、ここでもキラキラ女子が活躍することで男子が集まってくるという法則どおりとなっています。
・これからはフラット、リンク、シェア、多くの人や企業と対等(フラット) の関係でつながり(リンク)、知識や成果を分け合う(シェア) 形に進むことになるでしょう。 その際に大切なことはググっても出てこない言葉や情報です。そして人脈を作る力です。
それには何が必要か、情熱と愛嬌です。人は熱い気持ちの情熱と得難い愛嬌に動かされます。それを我々は情愛といっています。AIが進展しても決してまねできない部分ではないでしょうか?
以上