7月度例会報告
ベンチャーコミュニティー7月度例会講演報告
◆開催日:2019年7月30日(火)18:30~20:00
◆場所:大阪産業創造館交流プラザ(17階)
◆テーマ:世界の未来にとって価値のある❝関西の魅力❞とは?
◆講 師:荻洲 貞明氏(おぎす さだあき)
株式会社博報堂 関西支社 ビジネス開発室
シニアストラテジックプランニングディレクター
◆講師プロフィール
早稲田大学法学部卒業。1983年(株)博報堂入社。以降、一貫してマーケティング部門に勤務し、食品、菓子、飲料、酒類、日用品、化粧品、医薬品、自動車、家電、IT、通信、金融、流通、運輸観光、エネルギー、B2B(素材・部品)、官公庁など幅広い業種の担当経験あり。1998年以降、関西支社勤務。2014年以降、関西支社内の事業開発部門に異動し現職。「関西近未来研究会『グループ2050』」メンバー。
著書:
『最新マーケティング戦略プランニング・ガイド(共著)』≪日本能率協会 1998年≫『金融意識革命 次の処方箋(共著)』≪経済法令研究会 1998年≫
うめきた2期、G20、中之島開発、IR、万博といったビッグプロジェクトが動き出した関西。それらのプロジェクトをいかに活用してその後の関西の未来を創り上げていくかが問われています。
関西の複数の企業・団体に所属する有志の集まりである「関西近未来研究会『グループ2050』」の研究成果をふまえ、関西の強みや魅力がテクノロジーと結びつくことでどのような未来像を描くことが出来るかについてお話しします。大阪、神戸、京都といった都市の個性を大切にした上で、もっと小さな単位の“地元”の一つ一つが輝き、その集合体としての関西が輝くために、今何が出来るかについて、皆様と共に考えます。
【講演内容】
1 はじめに
・研究会の趣旨:関西で相次ぐー連のビッグプロジェクトが目指すものは何か、「関西ならではの未来像」を構想する。 (個人の立場で自由にプレストする「勝手連」としての研究会を発足。)
2 研究会の背景:関西の未来
・関西では、これから数々のビッグプロジェクトが相次ぐ。
・関西のチャンス:関西は、世界の都市の未来を先取りして実験できる格好の実証フィールド。
□ 世界有数の規模の都市圏
□ 近接した圏内に複数の異なる性格の都市が並立
□ 首都ではないことによる自由さ
□ 今後相次ぐ世界的なビックプロジェクト
3 研究会の問題意識
・世界中で都市化が進行し、ヒト・モノ・カネ・情報をめぐる都市間競争が激化している。イノベーションの時代に、関西は生き残れるのか・・・?
→JLL世界都市の類型
各都市の発展の過程、課題、命題、機会などの要素を測定し、4つのカテゴリーごとに10種類の都市群に区分している。
各国の企業や不動産投資家が、事業の実施先として適した都市を見出すための機会を提供するという観点から、世界各国の都市の特徴を比較して判定したレポート。
(https://ja.sekaiproperty.com/news/2420/jll-announces-the-2018-edition-of-the-path-to-the-creation-of-10-types-of-future-cities-in-world-cities)