設立趣旨書
関西の地盤沈下が続いています。
最大の要因は資材型産業の比率が高く、ハイテクや情報などの成長産業が少ないことがあげられます。産業構造の高度化に乗り遅れた関西が活力を取り戻すには、新産業、ニュービジネスを起こさねばなりません。
インスタントラーメン、スーパー、プレハブ・・・戦後関西からはユニークなベンチャー企業が輩出され、ニュービジネスが生まれました。ところが最近は、画期的な新しい企業や産業の誕生を聞きません。なにわの商魂はどこへいったのでしょうか。進取の気性は萎えてしまったのでしょうか。
独創的な発想と旺盛なチャレンジ精神を持つベンチャー企業を育てていくことが、関西経済の再生につながるはずである、そういう想いのもと1999年10月に設立されたのがこの「ベンチャーコミュニティー」です。
ベンチャーコミュニティーでは、大阪らしく年齢や肩書きなどは関係ありません。あくまでも個人の資格で参加していただくもので広く門戸を開いています。
- Eメールアドレスを持つこと
- ボランティア精神があり、何らかの貢献ができること
- 志、知恵、信義があること
この三つが入会の資格です。
志と知恵と信義のあるベンチャー起業家とベンチャー協力者が個人としてオープンかつボランタリーに集う場を醸成し交流を図ることにより、ベンチャー企業の発展、新産業の創出、関西経済の発展に寄与すること、それがベンチャーコミュニティーの目的です。
また、ベンチャーコミュニティーの目的を理解し、その趣旨に賛同していただいた企業の方のために法人会員制度も設けております。
個人と法人、ベンチャー企業と中堅、大企業がそれぞれの特色を発揮して、ベンチャーコミュニティーの精神を受け継ぎ、さらにお互いが発展していく大きな流れを創っていこうではありませんか。